■ 何もうまくいかない日
今日は、朝から何かが少しズレていた。
ほんの小さなことなのに、積み重なると心に重みをつくる。
午前中に届くはずだった宅急便。
ちょうど手が離せなかった五分の隙に来てしまい、受け取り損ねた。
ただそれだけなのに、午後の再配達まで身動きが取れず、家に縛られたまま時間だけが過ぎていく。
予定していたことも、出かけようと思っていたことも、全部止まってしまった。
こたつを出そうとしたら、肝心のパーツが見当たらない。
部屋をひっくり返すように探しても見つからず、
「あれ、昨日まであったよね?」と自分に問いかけても答えは返ってこない。
咳も朝からずっと止まらない。
水を飲んでも、のど飴を舐めても、少し楽になるだけ。
身体の調子も気分も晴れず、気持ちはだんだん下向きに。
ーーそういう日ってある。
努力してもうまくいかない。
やろうとしても進まない。
「なんで自分だけ?」と小さく落ち込んでしまう。
でも、ふとこたつのパーツを諦めて、
温かい飲み物を淹れて深呼吸してみたら、
少しだけ心が軽くなった。
動けなかった時間は無駄じゃなかったのかもしれない。
立ち止まる日があるから、進める日がある。
何もうまくいかない日は、ただ生きているだけで合格。
そんな自分に優しくしてもいい。
明日は、今日より少しだけ前に進めたらいい。
一歩じゃなくて半歩でもいい。
それで十分。